最近、息切れが増えたと感じることはないだろうか。横断歩道を渡ろうとして、息切れで途中に止まらざるをえない人もいる。とても危ない事態だ。
「当院の息切れ外来では、患者さんの息切れの強さを質問票(修正MRC息切れスケール質問票)でチェックしています。息切れがあると身体活動レベルが低下しやすいので、ご自身の息切れの程度を知り、医療機関で診断・治療を受けるなど、適切に対処していただきたいと思います」と、公益財団法人結核予防会 複十字病院呼吸ケアリハビリセンター長の吉田直之医師がアドバイスする。息切れの強さの質問票内容は次のとおり。
□激しい運動をした時だけ息切れがある(グレード分類0)
□平らな道を速足で歩く、あるいは穏やかな上り坂を歩く時に息切れがある(グレード分類1)
□息切れがあるので、平らな道を自分のペースで歩いている時、息切れのために立ち止まることがある(グレード分類2)
□平らな道を約100メートル、あるいは数歩歩くと息切れのために立ち止まる(グレード分類3)
□息切れがひどく家から出られない、あるいは衣服の着替えをする時にも息切れがある(グレード分類4)
「息切れ外来に来られる患者さんをみると、グレード分類2の方が最も多いです。この状態を放置して受診しないでいると、やがて平らな道を約100メートル歩くのもたいへんになります。慢性呼吸器疾患による息切れは、放っておくとだんだん強くなるので注意していただきたいと思います」(吉田医師)。
息切れは肺機能低下のサイン。普通に歩いたときの息切れは“赤信号”と心得て、呼吸器内科へ早めに受診を。

