「下北沢病院」では糖尿病内科、皮膚科、形成外科、整形外科、血管外科など「足病総合センター」によるチーム医療を可能にしている。
「全体としてはもっと手厚くする必要がある。当院で10年続けてきたこの取り組みはだんだん足を診る医療者が増えて、足を悪くする患者さんが減る、こういう文化が広がってくると、足を診ることが当たり前になる時代になればいいと思います」(糖尿病センター・富田益臣センター長)。
すでに足のトラブルがある人に対して、こうアドバイスする。
「まずは足をよく見てください。足は靴下や靴の中に隠れているからなかなか気づくことが少ないのです。糖尿病の神経障害があるとやはり“感じにくい”し、糖尿病網膜症で目が悪いと、自身の足に何が起きているのかがわかりにくい」
靴下や靴を脱いで足を出し、“足は大丈夫か”を患者から医師へ問いかけることが大切だと話す。
「医師のほうはより注意を向けるようになるし、そもそも足の病気についてより知ろうとする。つまり患者さん、医師両方にとってウィンウィンなことが起こるだろうと思います。足のトラブルがあれば、当院のような専門的な医療機関へ送られるといった流れがきちんとできればいいと考えます」
意外で見落としやすいこととして「水虫」に要注意。糖尿病があると白癬(はくせん)菌の感染(水虫)が多いからだ。

