300人リレーコラム

パラスポーツの魅力高めたい ぜひ観戦を/森光菜子

<パラスポーツ推進ネットワーク 森光菜子(25)>

私はパラスポーツ推進ネットワーク(パラネット)で働いています。18年11月に設立された一般社団法人で、電通パブリックリレーションズという会社から出向という形で、パラスポーツの普及と発展のために、競技団体の大会運営や広報活動をお手伝いしています。

パラスポーツ推進ネットワーク森光菜子さん
パラスポーツ推進ネットワーク森光菜子さん

パラ・パワーリフティングをご存じでしょうか? 脚に障がいを持つ選手がベンチプレスで、上体の力だけで重いバーベルを持ち上げる競技です。私は昨年から2年続けて全日本選手権の運営に参加させていただきました。

会場は東京・八王子市の日本工学院八王子専門学校。日本パラ・パワーリフティング連盟と日本工学院がタイアップし、学校内の大きなホールのステージで選手が力を競い合います。照明や音響、スクリーン映像などの舞台演出やライブ中継などを、その分野を専門に学ぶ学生さんが担当し、とてもショーアップされた大会になっています。ただ、学校とのコラボという強みをより生かせば、競技や大会のPRにつながるのではと感じています。

東京パラリンピックの開催でパラスポーツへの注目度は上がっていますが、オリンピック競技に比べればまだまだ間口は狭いままです。パラ・パワーリフティングは個人競技で、選手のみなさんは個性豊かな楽しい方ばかりなので、そのキャラクターを積極的に発信することでファンを増やせるのではと思っていますし、ツイッターやインスタグラムで幅広い年代にアピールするのもいいのではないでしょうか。個人的には競技ごとにパラアスリートのバーチャルモデルをつくれたら面白いのではと思っています。

大会自体の完成度は回を重ねるごとに上がっているので、多くの人に来場していただき、楽しんでいただくことでパラ・パワーリフティングという競技の魅力をもっと伝えていきたいです。その魅力をより高めていければ、支援を申し出てくださる企業が現れるかもしれません。その支援が選手強化の資金に充てられるといった関係性を築くお手伝いができればと考えています。

パラネットの設立目的は、パラスポーツの競技団体の活動支援を通じて普及拡大に貢献することです。今、私が担当しているのはカヌー、車いすラグビー、トライアスロンを含めた4競技。何が正解なのかは分かりませんが、私なりのアプローチで競技団体の方々の力になれればと思っています。そして、まだパラスポーツを観戦したことがないみなさんには、ぜひ1度大会に足を運んでみていただきたいと思います。(296人目)

選手、コーチ、関係者を含め、五輪好きの芸能人など、300人が20年東京五輪・パラリンピックに夢をつなぎます。

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