フィギュアスケートのアイスダンス団体ショートダンス(SD)で、衣装がはだけた韓国のカップルが話題になった。当事者の閔(ミン)ユラは関西人のようにノリノリな雰囲気で、19日の個人SD後に「全ての箇所を縫いつけてもらったわ。今は脱ぎたくても脱げない」と笑わせてくれた。

 この舞台裏で大活躍してくれたのが韓国人の通訳ボランティア。その募集は2年ほど前に始まったらしい。採用は志望理由書を送り、次に面接へ進む方法など複数ある。スマートフォンのアプリで韓国語が表示され、30秒以内に日本語をしゃべって吹き込むテストもあるという。それに合格すると、ランダムに担当会場が振り分けられる仕組みらしい。

 通訳対応言語は他にロシア語、中国語、イタリア語、フランス語など豊富だ。ショートトラック男子の渡辺が欧米メディアに取材された際には、2人の通訳を介し「英語」→「韓国語」→「日本語」とリレーでやりとりされた。外国語が全くダメな私は、彼女たちが天使に見える。【松本航】