スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日、平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)でアイスホッケー男子のスロベニア代表、ジガ・イエグリッチ選手がドーピング検査で陽性反応を示し、資格停止処分を受けたと発表した。

 ロイター通信によると、気管支を拡張させ、ぜんそくなどの治療に用いられる「フェノテロール」が検出された。今大会で陽性反応が出たのは、スピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧選手(神奈川大)、個人資格の「ロシアからの五輪選手(OAR)」としてカーリング混合ダブルスで銅メダルを獲得した男子のアレクサンドル・クルシェルニツキー選手に次いで3人目。

 29歳のイエグリッチ選手は1次リーグで3試合に出場。違反を認め、選手村からの退去と残り試合の欠場を受け入れた。前回のソチ五輪にも参加している。