今大会から新種目となったマススタートで、高木菜那(25=日本電産サンキョー)が金メダルを獲得した。団体追い抜き金メダルに続き2個目のメダルを獲得し、マススタートの初代女王となった。

 高木菜の一問一答は次の通り。

 -初代女王になって

 高木菜 この種目が始まってから表彰台に上ったことはあったけど、金メダルという一番高いところには今まで上ったことはなかった。最高の舞台で初めて一番高いところに立てて本当にうれしい。

 -オランダ選手をずっとマークしていた

 高木菜 作戦的にオランダ2人で仕掛けてくるかなと思ったので、イレーネ(・スハウテン)選手の後ろについて狙えるところで狙っていこうとずっと考えていた。

 -団体追い抜きとの金メダル2個。意味合いは違うのでは

 高木菜 (敗退した)佐藤の分まで金メダルを取りにいく気持ちだった。追い抜きでもメダルが取れたので、その分落ち着いてマススタートに挑めた。

 -今大会を最高の結果で締めくくった

 高木菜 最初(女子5000メートル最下位)は本当に悔いが残るレースをして申し訳なかった。残り2本で自分の最高の滑りができた。最高のオリンピックにできたので良かった。

 -表彰台での気持ちは

 高木菜 真ん中に国旗が揚がって君が代が流れるのは、そうそうないことなので、感謝の気持ちとうれしい気持ちでいっぱい。

 -支えてきてくれた人への思い

 高木菜 本当につらいときもあったので、ずっと支えてきてくれた両親、仲間にありがとうと伝えたい。