メインのG・R賞は、1号艇の石渡鉄兵(44=東京)がまさに『江戸川鉄兵』の走りで魅了した。

当地で優勝20回、優出63回と抜群の実績を残す波乗り巧者。スリット後に4カド片岡雅裕のダッシュを受け止めると、その隙に3号艇・鶴本崇文の差しを許した。だが、ここからが本領発揮。2Mを鋭くターンし、2周1Mでは鶴本がわずかに開けた懐を差し込んで勝った。だが、勝者は逆転劇を演じながらも冷静そのもの。「スタートは潮の読みが甘かった」とまずは反省の弁。淡々とした口調で「足はめどがついた。回り足がだいぶ来て、乗り心地もいい」と機力を説明した。今期はA2で1月のG1を走れなかった。V取りを胸中に秘め、シリーズ中盤へさらに集中力を高めていく。