師走の大一番、SG住之江グランプリ(GP)とプレミアムG1徳山クイーンズクライマックス(QC)の出場者が出そろった。連載「ROAD TO グランプリ&クイーンズクライマックス」でGP18人、QC12人の全出場選手を紹介していく。

<峰竜太(34=佐賀)賞金4位>

大村メモリアルの準優でフライングを切り、来年3月の平和島クラシックまでSGを走ることができなくなった。それでも20年前期勝率は8・76をマーク。6度目の期間勝率1位に輝くと、19年の年間勝率も現在1位。5年連続の最高勝率に手がかかっている。「勝率9点を意識したのは初めて。絶対に届きたいと思っている」と現状に満足せず、異次元の挑戦を続ける。グランプリは連覇を目指す。「去年、グランプリを取ってからは、勝たないといけないと責任感が強くなった」。成長し続ける峰が、再び黄金のヘルメットをかぶる

<松本晶恵(32=群馬)賞金4位>

クイーンズクライマックス(QC)は16年と18年の平和島で戴冠。今年も女王が大一番へ向けてギアを上げてきた。「夏場から秋口までレース内容が最悪だった」と今年を振り返るが、そんな状態でも8月蒲郡レディースチャンピオンでは優出(4着)と気を吐いた。「成績は良かったけど、消化不良のレースが多かった。でも優出できたのが(QC出場へ)大きかったかな」。納得の走りができれば結果は付いてくる。「変に意識するより、自分が自然にがんばれるように持っていきたい」。その先に大会連覇が見える。

※明日はGP&QC賞金3位