レース中に重傷を負い、546日間欠場していた鈴木誠(47=福島)が予選9Rで復帰する。
昨年6月5日、大垣G3の3日目の特選9Rで激しい落車にあった。前団の落車で内側から余波を受け、金網に激突。その反動でバンクに思い切りたたきつけられ、一番下の芝生部分にまで転がり落ちた。すぐさま救急搬送され、診断の結果は腰椎骨折の重傷だった。手術し、長くリハビリを続けて退院。しかし、回復がおもわしくなく、今年初めに再検査すると、「レースに復帰できるというレベルではなく、日常生活にも支障が出るほど、状態は悪かった」。再び手術し入院。長いリハビリの末に、8月にようやく退院した。
レース復帰を目指し、自転車と向き合った時、「体の使い方、ダッシュでの踏み込み方も、ほとんどすべて変えざるを得なかった」。これまで蓄積してきた技術も一新してのリスタートに、「今はレース勘がなくなってますからね、こればっかりはレースでしか、つかめないものですから」と、まずはブランクを埋めることから始める。
9Rは福島3車(真船圭一郎-飯野祐太-鈴木)がそろった。飯野とは直前まで一緒に練習し、「飯野君の練習グループに呼んでもらって、走ってきました」と仲間の厚意に謝意を示す。その飯野は、鈴木が検車場に来るまで、並びのコメントは保留。あくまで鈴木と相談してから2番手を選択した。福島ラインの熱い絆にも注目したい。





















