不振にあえぐ橋本瑠偉(31=栃木)がVチャンスを手繰り寄せた。

「この大宮は特選回りだし正念場」。S級1班ながら、前検時点で今期の競走得点がS級ボーダーの97・62まで落ち込んでいた。そこにG1寬仁親王牌を間近に控え、ビッグネーム不在の今節にあっせんされたことが何より。初日特選は見せ場なしも、準決11Rは逃げて2着に粘り込み、実に20節ぶりの決勝進出となった。

そして、決勝メンバーが出そろうと、同県ホープ福田稔希の番手が巡ってきた。ともに直前は、S班真杉匠をまじえて街道で乗り込んだとあって、初連係ながら、橋本は「勝ちたい」と意気込んだ。展開は序盤に福田と木村佑来の先行争いがあり、次は完全Vが懸かる渡辺雅也の単騎まくりが飛んでくる。橋本は展開次第で前に踏むケースも。昨年11月小松島以来のV奪取は目の前だ。