日本はブラジル相手にPK戦まで持ち込んだが、優勝には一歩及ばなかった。

前半はほとんど決定機を作れなかった。総合力で勝るブラジルにペースを握られ、DF岡崎慎(20=FC東京)らが体を張って守る展開に。すると前半19分、ブラジルMFマテウスの裏へ抜ける動きに対応できず、先制を許した。それでも同39分、相手のDFラインにプレッシャーをかけたFW小川航基(21=ジュビロ磐田)が、相手DFのヘディングでの緩いバックパスをさらい、左足ダイレクトでボレーシュート。ブラジルから今大会初めて得点を奪った。小川の豪快な一撃で日本は同点に追い付き、前半を折り返した。

後半に入ると日本はMF相馬勇紀(22=名古屋グランパス)を投入。攻撃のアクセントが入ったことでボールを保持する時間が増えたが、得点にはつながらなかった。

試合はそのまま90分を迎えて、日本は2戦連続のPK戦に突入。両チーム4人目までが決めて(日本は相馬、三苫、神谷、長沼)、先攻のブラジルも5人目のキッカーが決めた。日本は5人目のFW旗手怜央(21=順大)が相手GKに止められ、試合終了。初優勝目前まで迫ったが、ブラジルに屈した。