森保監督が、3バックで白星スタートを飾った。FW上田ら東京五輪世代の選手4人を先発に起用。交代も合わせれば6人をピッチに立たせた。

J1は7日に最終節を終えたばかり。8日に移動した中2日での試合。それでも2点を先行した選手たちを「練習する時間もなく、Jリーグ終わってからタフな戦いだった中で頑張ってくれた」とたたえた。海外組が不在の中でFW鈴木が代表初ゴール、五輪世代のMF森島がアシスト。指揮官にとっては新たな戦力を見極める場でもある。「勝つために、成長しながら戦いたい」と、残り2試合、3大会ぶりの優勝とチームの底上げの両立を実現していく。

 

苦戦が想定内の初戦を白星で飾った。東京五輪世代14人を加えたなじみの薄い顔ぶれに、不慣れな3バック。森保監督は「ミスもあったが、選手は継続してチャレンジしてくれている。連携は深まっている」と一定の評価を口にした。また「オプションとして(3バックと4バックの)両方できるようにしていきたい」とも話し、継続してA代表でも3バックに取り組む意向を明かした。

試合ではFW鈴木のゴールなど2点を先制しながら終盤に相手の猛攻を受けて1点を失う展開。「相手も強いし、初戦で非常に難しい戦いの中で、まずは勝ち点3をとれてうれしく思う」と安堵(あんど)の表情も浮かべた。7日にJリーグの最終節を戦い、中2日でこの日を迎えるなど、限られた準備期間の中で臨む大会。「1戦1戦、勝つために、成長しながら戦いたい」と残り2試合、チームの底上げをしながら優勝を目指していく。