日本サッカー協会(JFA)は30日、U-23日本代表のパリ五輪メンバー決定前最後の強化試合となる米国遠征(6月7、11日・カンザスシティー)に臨む25人を都内で発表した。優勝した4~5月の五輪アジア最終予選から5人が選外となり、MF三戸舜介(21=スパルタ)MF佐野航大(20=NEC)ら7人が加わった。最大3枠の活用を模索する24歳以上の特別枠オーバーエージ(OA)も含め、最注目の3ポジション=右ウイング、ボランチ、センターバック(CB)の競争が最終局面を迎える。【取材・構成=佐藤成】

オランダで飛躍したMF佐野がサプライズ選出された。中盤は、これまで大岩ジャパンのエース格で、昨秋のアルゼンチン戦で10番を背負い2得点したインサイドハーフ鈴木唯の本戦出場が厳しい見通しに。OAとしてA代表の主軸ボランチである遠藤、守田が予備登録リスト入りしている。

その中で、最終予選メンバーからは出場1試合にとどまった田中が外れ、過去1度も招集がなかった佐野がテストされる。昨夏、J2岡山からオランダに挑んでリーグ24戦4得点1アシスト。大岩監督は「彼のパフォーマンス、自信のようなものを、我々のグループの中で発揮してくれることが、競争力を上げてチーム力をアップすることにつながるのでは」と期待した。

山本や松木、荒木らタレント豊富な中盤。そこに、公式戦3戦連発で欧州1年目を締めた佐野が割って入り、パリ五輪へ滑り込む。