【オークランド(米カリフォルニア州)6日(日本時間7日)=佐藤成】日本代表(FIFAランキング17位)が、国際親善試合でメキシコ代表(同13位)と0-0で引き分けた。
前半立ち上がりから主導権を握り、MF久保建英が2度の決定機を迎えるなど好機はあった。後半8分にも久保のクロスボールからMF南野拓実が右足ボレーで狙ったが、ゴール上に外した。
チーム全体で粘り強く戦っての0-0ドロー。勝てなかったが局面での激しいデュエルなどW杯本番さながらの一戦に、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長は「強化という意味では良かった」と収穫を口にした。
世界ランキングで4つ上の相手とあって「今までよりも力のある相手とやって、相手のハメ方とかプレスとか守備のところを感じられた試合だったと思うし、自分たちも前からしっかりハメるシーンもあって良かった」。あらためてW杯本番を想定すれば、ベスト16から同8に勝ち上がるような相手との一戦だったと振り返った。
「個々にも相手の守備の粘り強さとかは今まで以上だった。ゴール前で危険なピンチはそこまであったかというと、逆にこっちが2回、3回くらいチャンスはあった。あらためて選手のロッカーの表情を見たら、この試合を勝ちきりたかったという顔をしていた。そこを決めれるかどうか、そこが本大会でこれからもっと上に行けるかの境目かと思います」
DFラインの負傷者が続出し、この日も板倉滉が足を痛めて途中交代。そんな中で渡辺剛、瀬古歩夢らが体を張り、最後まで集中力を切らさなかった。
「ワンツーマン気味に前からいった時に、そこの受け渡しとか、(相手FWの)ラウル・ヒメネスの体の強くて厳しいところもあったが、みんなでセカンドボールをカバーしたりとか、失い方が悪いところでもみんなが失点しないためにそこでがっと出力出して戻って潰せるところは、勝負どころをみんなが意識していた。集中力の高さはあったし、質の高さはあった。後は点を取るところにフォーカスしてやれれば、より次につながるかなと思います」
スタンドからは最後にブーイングも出たが「多分、勝ち切れよというメッセージだったと思う」。勝てなかったことは課題だが「こっちが優勢な時間帯もあったし、強化という意味では良かった」と総括した。

