王者・帝京長岡が圧倒的な攻撃力を見せつけ、新潟県の頂点に立った。決勝で開志学園JSCを5発粉砕。前半18分、DF遠藤琉晟(3年)が先制点を奪うと、2分後にFW新納大吾(3年)が続く。完全にゲームを支配すると、後半にDF下田蒼太朗(3年)、エースFWの安野匠(3年)が2得点し、3連覇を達成した。男子と同じカードとなった女子も勝利して“アベック優勝”となった。
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もう手がつけられない。1日の日本文理との準決勝後、「3点とって(今大会の)得点数を2ケタにします」と宣言していた安野は2-0の後半21分、途中出場のFW柳田夢輝(3年)の左CKを頭で合わせ、まず1点。4-0の同28分には遠藤のラストパスから右足でゴールを決め、ハットトリックにリーチをかける。だが、直後に交代を告げられ、お役御免となった。「前半の決定機でシュートを打てていれば…」と苦笑いで振り返ったが、大会9得点でチームの3連覇に大きく貢献した。
主戦場とするプレミアリーグWESTでは現在、6得点をマーク。強豪チームとの対戦でゴールへの嗅覚は研ぎ澄まされる。5月末にはJクラブへ練習参加し、力を試した。「クロスに入る位置やタイミング、(パスを)合わせる足の角度や強弱は考えながらできています」と自らの成長を実感している。
激しい雨が降り続ける中、チームは空中戦を仕掛ける相手を地上戦で終始、圧倒。技術に裏打ちされたパス交換は水分を多く含んだピッチの上でもリズム良く回り、大量5発を浴びせた。GK小林脩晃(3年)を含めた全ポジションの選手がボールを受けることを怖がらず、攻撃スタイルを貫く。古沢徹監督(38)は「落ち着いてゲームをコントロールしてくれた」と選手たちをたたえた。
帝京長岡は、今大会5試合で23得点の攻撃力を武器に、7月26日開幕の全国総体(福島・Jヴィレッジ)に臨む。得点源となる安野は「10得点してチームを日本一に導きたい」と目をギラつかせた。【小林忠】
○…女子も、帝京長岡が開志学園JSCを2-0で下して6連覇を達成した。前半35分、村山楓の右クロスを籠林和奏(ともに3年)が右足で合わせて先制。後半31分には途中出場の深見結葵(2年)が右FKのこぼれ球を押し込み、追加点を決めた。14~16日に行われる北信越大会(福井)で優勝すれば、北信越代表として7月29日に開幕する全国総体(北海道)に出場する。



