スペインリーグのバルセロナがレガネス所属のデンマーク代表FWブレイスウェイト(28)の獲得が決定的になったとスペイン紙アス電子版が19日に報じた。

バルセロナはフランス代表FWデンベレが全治6カ月の重傷を負ったことで、17日にリーグから新たな選手獲得の許可を得ている。

移籍期間外に新たな選手獲得の許可が下りる条件は、全治5カ月以上となっており、獲得できるのはスペイン国内でプレーする選手および無所属の選手に限られる。また、許可が下りた場合、15日以内に契約を結ばなければならない。

これまでブレイスウェイトの他、1部リーグのウィリアン・ジョゼ(レアル・ソシエダード)、アンヘル(ヘタフェ)、ロレン(ベティス)、ルカス・ペレス(アラベス)、ブディミール(マジョルカ)、ロジェール(レバンテ)、2部リーグではストゥアーニ(ジローナ)、ルイス・スアレス(サラゴサ)などが獲得候補として名前が出ていた。

同紙によると、今後の予定としてバルセロナは20日午前中に1800万ユーロ(約21億6000万円)の契約違約金を支払い、午後に入団発表を行う予定であるとのこと。またバルセロナのキケ・セティエン監督は22日にホームスタジアム、カンプ・ノウで行われる乾貴士所属のエイバル戦に向けた招集メンバーに含む考えを持っているという。

ブレイスウェイトは今シーズンのリーグ戦で全試合に出場(先発21試合)し6得点2アシストを記録し、チーム得点王。19位と降格圏内に沈むレガネスにとっては、1部残留を目指す上で大きなダメージとなる。

(高橋智行通信員)