国際陸連のラミン・ディアク前会長(セネガル)が収賄などの容疑で捜査を受けていると、フランスの司法当局関係者が4日、明らかにした。

 ロシア選手のドーピング検査の陽性反応を公表しない見返りに、ロシア側から金銭を受け取ったという。AP通信が報じた。受け取った額は少なくとも20万ユーロ(約2700万円)とされる。

 国際陸連は、モナコにある本部が4日にフランス警察の捜査を受けたことを認め「捜査に全面的に協力している」との声明を発表した。

 ディアク氏は国際陸連のトップを16年務め、8月に退任した。世界反ドーピング機関(WADA)からの証拠提供により、同氏の弁護士も捜査対象となっている。国際陸連で反ドーピング部門の責任者だった人物もフランス南部のニースで拘束された。

 ロシア陸上界は組織的なドーピング疑惑が指摘され、WADAなどが調査していた。