男子は21歳のレミ・ハイレ、女子は29歳のアツェデ・バイッサがともに初優勝し、エチオピア勢が大会史上初の男女同時優勝を果たした。

 レース中は気温が20度近くに達し、優勝タイムは男子が2時間12分45秒、女子が2時間29分19秒にとどまった。それでも東京、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティーと合わせた世界6大レースで男子のハイレは初優勝。女子のバイッサは2012年シカゴに続く制覇で、共にリオデジャネイロ五輪代表をアピールした。

 ハイレは2連覇を狙った同じエチオピアのデシサと30キロすぎからマッチレースとなった。「彼の走りをずっと見ていた。勝つことだけを考えていた」と勝負に徹し、40キロすぎに振り切った。

 ドーピング問題でリオデジャネイロ五輪出場が禁じられる可能性もあるケニア勢を抑え、エチオピア勢は3位までを占める強さを発揮した。

 バイッサは「再び大きな大会で勝ててうれしい」と喜んだ。35キロでは先頭から37秒遅れだったが、じわじわと差を詰めて逆転した。16日は29歳の誕生日。昨年のさいたま国際マラソン覇者の経験豊富な走りが光った。