今年6月の日本選手権王者の寺田明日香(33=ジャパンクリエイト)が13秒15(追い風0・1メートル)で予選敗退となった。

まずまずのスタートを切ったものの「3台目でだだ崩れした」。中盤以降で上位勢に引き離された。

「なんでそんなに動けなかったのかな」と浮かない顔で受け止めた。

今季は5月7日の木南記念で自己ベストを0・01秒更新となる12秒86をマーク。日本歴代2位の記録を残すと、同21日のセイコーゴールデングランプリ(GGP)でも同タイムで優勝した。

今大会でも同程度のタイムを出せば予選突破となったが、初の準決勝進出とはならなかった。いつもは試合直後も具体的にレースを振り返るが、この日は「何だろうなって思っています。珍しいです。自分が分からないのが」と困惑した様子だった。

海外勢に力の差を突きつけられた。寺田はこれまで「(国内で)できることがある。海外へ行ってもそんなに不安はない」と国内の試合を主戦場としてきたが、「(海外の試合に)出ないと分からないこともあると思い始めてて。分からなくなるところまで経験することが良いのかな」と海外転戦の重要性も実感した。

来夏にはパリオリンピック(五輪)が控える。「最後の五輪の挑戦だと思う。本当は東京だと思っていたけど」と告白し、「やれることは全部やって、来年を迎えたい。せっかくうまくいっている(走りの)リズムを持って帰りたかったのに、崩れて帰ることになる。今年中にリズムをゲットして来年を迎えたい」と見通した。

日本勢は青木益未(29=七十七銀行)が13秒26(追い風0・1メートル)、田中佑美(24=富士通)が13秒12(追い風0・4メートル)で、3人全員が予選敗退となった。