秋山幸二

西武対ソフトバンク パ・リーグ制覇を決め、ソフトバンクナインに胴上げされ宙を舞う秋山監督
西武対ソフトバンク パ・リーグ制覇を決め、ソフトバンクナインに胴上げされ宙を舞う秋山監督

2011年シーズンのソフトバンクは強かった。就任3年目の秋山監督は非情采配に徹した。3冠王松中にレギュラーを保証せず、主将小久保も開幕4番を外した。大砲カブレラは調子が上がらないと見ればベンチに置いた。競争原理を貫いたのだ。前年CSでロッテに王手をかけながらも3連敗、パ覇者で初の敗退を味わった。この屈辱を胸に11球団から勝ち越し、交流戦優勝、リーグV、CS制覇そして日本一と完全制覇したのだ。実は8月に母が亡くなった。「チームを離れない。この世界はそういうもの」と最期をみとれず葬儀にも出なかった。重圧と孤独に耐えた指揮官はシリーズの胴上げで涙した。

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<プロ野球・2011年10月2日掲載>