アンニョンハセヨ~! アン・シネです。本日は9月11日。あの恐ろしい9・11米中枢同時テロから、もう17年もたったのですね。世界が平和になることを心から望んでいます。さて、気を取り直して「アン・シネのサランヘヨゴルフ」。今週は、ゴルフの醍醐味(だいごみ)である飛ばしがテーマです。「下半身で飛ばせ」。気持ち良~く、かっ飛ばしてください。


思い切りドライバーを振って、きれいに遠くまでボールが飛んだときの感触は最高に気持ちのいいものです。ゴルフはターゲットスポーツだと分かってはいても、飛距離を求める気持ちは、ゴルファーならだれでも持っています。

ワタシも、飛距離を出すためにいろいろな努力をしています。一番重要だと思っているのは下半身の使い方です。

バックスイングでクラブを上げて、トップから切り返してくるときに、下半身を先に使います。具体的には、左のヒザをあけてあげる(開くようにする)のがポイント。そうすることで上半身は自然についてきます。

野球でも、バッターボックスで構えたバッターが、バックスイングから先に(右バッターなら)左足を先に踏み込むようにしながらバットを振るでしょう? あの感じです。分かりますか?

ワタシも最近は飛距離を伸ばしたいと思って、下半身の動きをすごく気を付けています。ここをどう使うかで、まったく違うからです。

下半身を使え、といっても、バックスイングで足がほどけて(上半身について行って)しまってはダメです。トップ・オブ・スイングからターンした(切り返した)時に、先に左ヒザをあける(開くようにする)。そこからタイトな上半身をキープしながらインパクトを迎えることで、飛距離を伸ばすことができます。下半身から自然に体重移動して、上半身はそれについて行きながら整える。これです。

バックスイングで足がほどけてしまってはダメ
バックスイングで足がほどけてしまってはダメ
トップ・オブ・スイングからターンした時に、先に左ヒザをあける
トップ・オブ・スイングからターンした時に、先に左ヒザをあける
タイトな上半身をキープしながらインパクトを迎える
タイトな上半身をキープしながらインパクトを迎える

ドライバーの飛距離が出れば、セカンドショットで持つクラブは自然に短くなります。そうすればより易しくゴルフができるようになる。当たり前のことですね。

ひとつひとつのショットの精度を上げていくことはもちろん大切ですが、コツコツと易しくゴルフする方法を探っていくのも、スコアアップのための重要なカギ。「飛んだ、飛んだ~!」と、ただ喜んでいるのでは、そこから先へは進めません。

しっかりと飛ばすコツをつかんで距離を伸ばしたら、浮かれていないで少しでも易しくなった次のショットをピタリと寄せる。それができないとせっかく飛距離が伸びてもそれを生かすことができません。

下半身で飛ばして、寄せて、入れる。そのつもりで、豪快なドライバーショットを見せてください。

◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

◆撮影=河野匠

◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城県稲敷市)