どーもです。今日紹介するのは、本間ゴルフの最新モデル「T//WORLD GS」シリーズのUTです。ドライバー&FWはそのヨレ感のない弾道と飛距離性能は、正直想像の斜め上をいきました。ということはこのUTも…!! 昨日もこのパターンでしたが、はい、今日もその通りです!! というわけで、早速いってみましょう。
まずは見た目から。
ソールのフェース後部に刻まれた「クランクスリット」はUTにも採用です。ヘッド自体はやや大きめの印象かな。
フェースはちょうどいい感じ。FWほどトップライン中央が盛り上がっていないように感じました。
ボディですが、どちらかというとセミディープの印象でした。それにしても、クランクスリットの存在感がすごいですね。
後ろ姿です。
構えてみるとこんな感じ。ややトゥ側にボリュームがあるイメージで、ジャパニーズUTといった感じ。
今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「SPEEDTUNED48」Sフレックス装着モデルの4U。スペックは、ロフト角21度、ライ角58.5度、長さ40インチ、総重量339g、バランスD1.5。ヘッド体積130cm3。シャフトスペックは、重量55.5g、トルク3.7、先中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。
持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップも気持ち細めですね。この辺は統一なのかな。シャフトを手でしならせてみると、やはりSフレックスにしては柔らかめで、しなりポイントは中間より先辺り。でも、やはり手元の緩さを感じるんですよね。ワッグルしてみても手元から先全体が動くイメージで、素振りしても切り返しでタメ感を感じました。
実際に打ってみると、「ほ~!!」って。UTとは思えない弾道で、普段21度のUTではほぼ届いたことがない奥のネット200y表示の上に着弾。スカイトラックで確認してみてもいきなり209yをマークでした。しかも、弾道的にもロースピンが見た目で分かるし、ヨレ感もありません。ただし、打感がドライバーやFWとは別モノかな。ヘッドの中が何かで充満しているような感じの弾き系でした。いずれにせよ、このUTも大きな弾道を味わえるモデルですね!
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら。
【3球平均】
HS40.6m/s、初速55.1m/s、打ち出し角14.2度、バックスピン量3361.9rpm、サイドスピン-468.5rpm、飛距離207.5y
【ベスト】
HS39.8m/s、初速55.4m/s、打ち出し角14.2度、バックスピン量3258.0rpm、サイドスピン-516.2rpm、飛距離210.1y
打感は前述通り、弾き系。カンカンとした硬さを伴う弾き系ではなく、いかにも弾いていますって感じの打感です。音は、チッとサスティンが短めで小気味いい高音系でした。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら。
弾道的には高弾道。球は上がりやすいと思います。スピン量少なめで、ドーンと大きな弾道を味わえるモデルでした。
出球傾向は、ボクのスイングで、軽いドロー系。ドライバーやFWもつかまりはいい印象でしたが、このUTはさらにつかまりがいいイメージ。このUTも弾道のヨレ感が少ないですね!
シャフトフィーリングですが、UTもシャフト全体がムチのようにしなるイメージでしたね。手元の緩さが切り返しで一瞬のタメを作ってくれて、ダウンスイングではシャフト全体がムチのようにしなって球を上げて、かつ、つかまえてくれるイメージでした。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。このUTもドライバー&FW同様、使い手を選ばないモデルだと思います。スインガーはもちろん、ボクレベルのプチヒッターなら充分使えますが、つかまりを考えると、持ち球的にはよりスライサーが合いそう。オートマチック系UTだと思いますが、魅力的なのは大きな弾道とその飛距離ですね。200yオーバーをラクに打てて、これだけ曲がりが少ないならゴルフが変わるかもしれませんよね~! そんな可能性を感じたモデルでした。
<本間ゴルフ「T//WORLD GS」UT>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:10▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ=SUS630、フェース=高強度カスタムスチール
■ロフトバリエーション:3U=18度、4U=21度、5U=24度、6U=27度
■シャフト(重量/トルク/調子):「SPEEDTUNE48」(S=55.5g、SR=54g、R=52.5g/3.7/先中調子)
■価格:各1本3万3000円(税込)
■発売予定日:2021年1月29日