今日3日、山梨・富士桜CC(7471ヤード、パー71)で開幕する男子ゴルフ・フジサンケイクラシックの5番ホールに、データが残る92年以降ではツアー史上最長となる535ヤードのパー4が用意されている。

 気象条件次第でティー位置を使い分けるため、第1日は昨年と同じ501ヤードになる見込み。昨年大会でも難易度1位のホール。今平周吾(22=フリー)も「長いです」と言う。グリーン手前には池、無理をすれば命取り。直後の6番がバーディーを取りやすいパー5とあって「ボギーで十分」と割り切る。

 7月のセガサミー杯では首位と2打差だった最終18番パー5で2オンを狙わず、第2打をレイアップ。結局バーディーを奪い単独2位で初の賞金シードを確定も、「プロ失格」という一部厳しい声にもさらされた。それでも「ボールがラフに沈んでいた。シードのためにも単独2位が必要だった」。くしくも予選ラウンドはセガサミー杯で優勝した岩田と同組。あの時同様、安全策にためらいはない。【亀山泰宏】

 ◆今平周吾(いまひら・しゅうご)1992年(平4)10月2日、埼玉県生まれ。埼玉栄高1年時の08年日本ジュニアで優勝。翌年高校を中退して渡米し、全米ジュニアベスト8。帰国後の11年からプロに転向し、昨季はチャレンジツアー賞金王。今季賞金ランク15位。165センチ、60キロ。