岩田寛(36=フリー)が1イーグル、5バーディー、4ボギーの68で回り、3アンダーで今季2度目の首位発進を決めた。

 13番で左エッジから“ロングパット”を放り込んで最初のバーディーを奪うと、そこから3連続バーディー。17番パー5では残り269ヤードから3番ウッドでピン上3メートルに2オンしてイーグルとした。一時は5アンダーまで伸ばしたが、最後は8、9番と連続ボギー。いずれもフェアウエーからグリーンを外しただけに怒りも膨らんだかと思いきや「今はニュートラル。バーディーを取っても、ボギーを打っても気にしない。とりあえず3アンダーで良かった。上がり(の連続ボギー)とか、どうでもいいです」と無関心を装った。

 完璧主義者ゆえに悩みも深く、メンタルから崩れてしまうことも多かった。米ツアー返り咲きを目指してスポット参戦していた今季は特にその傾向が強く「ミスショットした夢で目が覚めたりもした」。コースを離れてもリラックスできない日々を脱し、少しだけ割り切ってゴルフと向き合えるようになったのはごく最近。「深く考えたくないから、できればそっとしておいてほしい」と笑わせる。

 14年にツアー初優勝を飾った舞台。「淡々と、です」。静かに2年ぶりのツアー通算3勝目を狙う。