ツアー通算3勝の畑岡奈紗(18=森ビル)が首位と6打差の7位に浮上した。2アンダーの8位から5バーディー、4ボギーの71で回り、通算3アンダーの141と踏みとどまり、史上2人目の3週連続優勝に望みをつないだ。

 首位と6打差がついたものの、畑岡は静かに燃えていた。同組のテレサ・ルーが65の好スコアをマークして首位に浮上。持ち前の闘争心に火が付いた。「最後まで諦めずにやりたいと思います」。全美貞(韓国)以来、2人目となる3週連続優勝へ、気持ちを高ぶらせた。

 2週連続優勝の肉体的疲労はプレーに表れた。フェアウエーをキープし切れず、チャンスを演出し切れなかった。高低差のあるコースで下半身への負担も大きい。畑岡は「テレサさんは安定していた。私はまだ体力が足りない」と反省も忘れない。この大会はアン・ソンジュ(韓国)の4打差からの逆転Vが最高だが「今日はうまくかみ合わなかっただけです」と猛チャージへの自信をのぞかせた。