全英ゴルフ協会(R&A)は6日、世界最古のメジャー・全英オープン(7月16~19日、英国・ロイヤル・セントジョージズGC)の中止を発表した。新型コロナウイルスのパンデミックにより、英国政府などの指示を受け、R&Aは「あらゆる手段を模索したが、今年は中止せざるを得ない」とするコメントを発表。同大会の中止は、第2次世界大戦による1945年大会以来75年ぶりとなる。

なおR&Aを含む世界主要7団体はこの日「今はパンデミックの影響により全ての人にとって困難な時です。今後の障壁を十分に考慮し、各組織はそれぞれの保健局の指示に従いながら安全が確保でき責任を持てる場合、大会を開催する」という共同声明を出し、男女メジャーなどの新たな日程を発表した。

男子メジャーは延期が決まっていた全米プロ(カリフォルニア州TPCハーディングパーク)を8月6~9日、全米オープン(ニューヨーク州ウイングフットGC)を9月17~20日、マスターズ(ジョージア州オーガスタナショナルGC)を11月12~15日に行う。

女子メジャーは全米女子プロ(6月25~28日、ペンシルベニア州アロニミンクGC)エビアン選手権(フランス・エビアンリゾートCC)AIG全英女子オープン(英国ロイヤルトゥルーンGC)は従来通りの日程で開催。延期されたANAインスピレーション(カリフォルニア州ミッションヒルズCC)は9月10~13日、全米女子オープン(テキサス州チャンピオンズGC)は12月10~13日に行われる。