新世紀世代(01年度生まれ)の山下美夢有(19=加賀電子)がツアー初優勝を飾った。

最終組の1組前で回り、7バーディー、1ボギーの66をマークして通算14アンダー、202。スタート前の2打差を逆転し、2位に5打差をつける圧勝。14年に勝みなみが記録した大会レコード=通算11アンダーを更新した。

「19歳259日」でのツアー初優勝で、10代Vは同じ新世紀世代の笹生優花(20年8月NEC軽井沢72)以来16人目、ツアー史上13番目の年少Vとなった。

2位は小祝さくら(23=ニトリ)古江彩佳(20=富士通)。平瀬真由美のめいでアマチュアの竹田麗央(18=熊本国府高3年)はこの日、73で7アンダーの4位に終わった。

新世紀世代(01年度生まれ)の山下美夢有(19=加賀電子)がツアー初優勝を飾った。

最終組の1組前で回り、7バーディー、1ボギーの66をマークして通算14アンダー、202。スタート前の2打差を逆転し、2位に5打差をつける圧勝。14年に勝みなみが記録した大会レコード=通算11アンダーを更新した。

「19歳259日」でのツアー初優勝で、10代Vは同じ新世紀世代の笹生優花(20年8月NEC軽井沢72)以来16人目、ツアー史上13番目の年少Vとなった。

この日は最終組の1つ前でプレー。序盤2番で4メートルを沈め、4番パー5で第3打をピン80センチにつけ、序盤の2バーディーで単独首位に浮上。強風が吹き、難度が増したコースで上位陣が伸び悩む中でショットとパットがかみ合い、66で突き抜け、独走した。

18番グリーンの優勝インタビューでは、最高の笑顔を浮かべ、感謝の涙を流した。「優勝できてすごくうれしい気持ちでいっぱいです。ここまで来れたのは、本当にたくさんの方々に支えていただいたおかけです」-。同じダンロップのクラブを使い、助言をくれたレジェンド中嶋常幸や、父勝臣さん(46)母有喜さん(44)の顔が脳裏に浮かんだ。

新世紀世代では笹生に続く2人目のツアー優勝者になった。今年の目標「シード奪取&初優勝」を早くも達成。「次の目標をしっかり決めて、また頑張ります」。身長150センチ。88年ツアー制施行後では、149センチの馬場ゆかりに次いで、ミレニアム世代の西村優菜に並んで“2番目に小さなチャンピオン”が誕生した。

<山下美夢有の優勝クラブ>

▼1W=ダンロップ スリクソンZX7(シャフト=フジクラ・スピーダー569TR弐、硬さSR、ロフト角9・5度)▼FW=スリクソンZX(3W15度、5W18度)▼ユーティリティー=スリクソンZX(4U22度、5U25度)▼アイアン=スリクソンZX5(6I~PW)▼ウエッジ=クリーブランドRTX ZIPCORE(48、52、58度)▼パター=スコッティキャメロン セレクトGoLo S▼ボール=スリクソンZ-STAR XV