男子国内ツアーを管轄する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は15日、一部報道で米国から帰国後の自主隔離期間中にゴルフ場で練習し、複数で飲食していたと指摘された石川遼(30=CASIO)を、1カ月の出場停止処分にすると発表した。

石川の処分について「甘い」という声があるのは当然だ。所属する組織のガイドラインなどに抵触し、大相撲の錦島親方(元大関朝潮)や時津風親方(元前頭時津海)は退職することになり、大関朝乃山は1年間の出場停止、プロ野球ロッテの清田育宏は契約解除。国のルールに抵触、厚労省が激怒している石川の行動が1カ月の出場停止では、全くつじつまが合わない。

ただ30歳の選手に対し、長期謹慎だけが罪滅ぼしになるとは思わない。実質、収入ゼロとなる前述の人々とは違い、再び試合に出て好成績を収めれば賞金は得られるし、何よりもプロゴルファーとしての道が残されている。来年1年間で得た賞金は本来はなかったものとして、ジュニア育成支援に全額寄付したり、練習時間を削ってでも社会貢献活動に参加したり。自ら考えて信頼回復に努める行動ができるか。処分が「甘い」と言われたまま終わるかどうかの分岐点だろう。【ゴルフ担当=高田文太】