<米男子ゴルフツアー:全英オープン>◇最終日◇17日◇英国セントアンドルーズ・オールドコース(7313ヤード、パー72)◇賞金総額1400万ドル(約19億円)優勝250万ドル(約3億4000万円)◇有観客開催

世界ランキング6位のキャメロン・スミス(28=オーストラリア)のメジャー初優勝で大会は幕を閉じた。テレビ朝日の全英オープン中継に30年携わってきたレジェンド、青木功(79=日本ゴルフツアー機構会長)が今大会で中継の第一線から退く。同氏が現地で取材に応じ、選手、解説者それぞれの立場で経験した大会の思い出を語った。68位に終わった松山英樹へもエールを送った。

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全英オープンは9回、そのうち、セントアンドルーズ大会は3回出場した。一番の思い出はセントアンドルーズだね。78年大会で初めて出て、ジャック・ニクラウスと優勝争いしたのがスタートだ。そこでニクラウスに負けた。振り返っていたら、それを思い出して涙が出た。セントアンドルーズというコースに、ゴルファーとして育ててもらった。またここに戻ってきての卒業式。思い出すことがたくさんあって、言葉にならないね。

全英オープンの解説は卒業します。まだ他局では仕事します。元気なうちはやるけど、いずれ卒業式が来るかもしれない。年齢とともにいずれは来る。時代とともに、ゴルフも違ってきている。それと同じで、解説も若い世代になってくる。オレは今年80歳。若い世代に受け継いでいかないといけない。

30年間、あれこれ解説しながら英国を回って、思い出もいろいろあるけど、やっぱりタイガー・ウッズかな。00年、タイガーはずっとアイアンで打ってバンカーに1度も入れないで、19アンダーで勝った。すごく印象的だったね。21年後の今年、キャメロン(・スミス)が20アンダーでウッズの記録を破って勝った。いいもの見られて良かった。

松山君はゴルフの組み立て方が英国の方じゃ良くないから、やっぱりまだ(優勝に時間が)かかるのかなと思っている。第3ラウンドは悪かったけど、最終ラウンドは67で回って、彼らしいゴルフをした。でも、こういうスコアじゃ勝てない。それが難しいところだよ。多少は好き嫌いがあるかもしれないけど、もうちょっと踏ん張りどころとか含めて良くなればね。いずれは(優勝を)やってくれる人間だと思っている。期待しています。(プロゴルファー)

 

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