ツアー通算5勝の比嘉真美子(29=TOYO TIRE)が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67と5つ伸ばし、通算8アンダーの136で1打差の2位につけた。

最終ラウンドでの逆転で4年ぶり優勝を目指す。トップタイで出た川崎春花は4つ伸ばして単独首位。地元宮崎出身の山内日菜子も1打差の2位で並ぶ。2打差の4位が韓国のイ・ナリ。3打差の5位に若林舞衣子ら3人が続く。

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10番パー5で約12メートルのパットを沈めてイーグルを奪うと、比嘉は右手を上げて歓声に応えた。この日5つ伸ばして首位に肉薄。「アイアンショットとパターがかみ合ってくれた」と納得の表情を浮かべた。

昨季は出場33試合で決勝ラウンドに進んだのは2試合のみ。「新しい1日が始まって欲しくないと思うことのほうが多かった」。それでも自分と正面から向き合うことで、前向きな気持ちを取り戻してきた。「逃げずに毎日向き合ってきた積み重ねが、良くなってきた要因かな」。練習後は入浴剤が入った湯船につかり、心身をリフリッシュさせていることもプラスに働いている。

4年ぶり優勝へ向けて、「自分のリズムで向き合えたら、いい結果が待っている」。最終日も自分を信じて戦い抜く。