首位と4打差で出た古江彩佳(22=富士通)はホールアウト時点で首位に立ったものの、最終的に3位だった。7バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算19アンダー、269までスコアを伸ばしたが、米ツアー2勝目を逃した。優勝はセリーヌ・ブティエ(フランス)で、通算20アンダーで並んだジョージア・ホール(英国)とのプレーオフを制した。

首位でプレーを終えた古江は、クラブハウスに戻ると、しばらく後続のプレーを見守った。ホールが通算20アンダーでホールアウトしたのを見届けると「来週また頑張ります」と笑顔で語った。「7アンダーを出せて良かったです」と優勝には届かなかったが、手応えはつかんだ。

最終日に一気にスコアを伸ばした。前半の2番パー5、3番パー4と連続バーディー。8番パー3でもバーディーを奪うと勢いは止まらない。後半には4つバーディーを重ねて順位を上げた。最後は17番パー3、18番パー5でも連続バーディーで締めくくった。決勝ラウンド36ホールはノーボギーと安定感も抜群だった。

米ツアー参戦2年目。1年目の昨年7月のスコットランド・オープンでツアー初優勝を果たした。米本土初Vにあと1歩まで迫り、自信を持って今後に臨む。