米女子ゴルフツアーを主戦場にし、今大会が今季国内ツアー初戦の渋野日向子(24=サントリー)は1バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの76、5オーバーでホールアウト。「単純に疲れました。練習できていないので、細かい感覚、タイミングがつかめないまま1日が終わった」とこぼした。

前半から耐える展開だった。スタートホールの10番で3パットのボギー発進。「グリーンがきれいで速い。朝から2・5メートルくらい大オーバーしちゃって」。13番では逆に2・5メートルショートし、ここも3パットボギーとした。

後半に入っても「チャンスにつけられなさそうと思ってた」とパーオンできずに1パットで耐えしのぐ展開が続いた。4番ショートを3パットとし、3つめのボギーをたたいた。

苦しいラウンドとなったが、久しぶりの日本のギャラリーの声援には「鳥肌が立つくらいうれしい。自分の感情が高ぶる。すごい緊張感はありましたけど、後ろを振り返ったら行列が歩いてるみたいな光景は米国で見ることはない」と感謝。「バーディー1つは取らんといけんと思ってた」と奮起し、7番で残り111ヤードを約1メートルにピタリ。沈めて歓声が上がると、ホッとした表情を見せた。

それだけに、最終ホールで「ライは良かったけど自分のミス。ダブってしまった」と3打目を池に落としトリプルボギーとしてしまったことは「最後にちょっと悔しい。だいぶ余計でした」と悔やんだ。

うれしいこともあった。元ソフトボール東京五輪金メダリストの山田恵里がお忍びで観戦。「1度応援に行きたいと言ってくださってて。私知らなくて、10番で3パットした後に(知った)。サプライズです。めっちゃうれしかった。涙が出ます」と喜んだ。

痛めている左手の影響もあり、「言い訳はしたくないですけど、練習量は少なくなってる。どこかに痛みがあるとかばってしまうのは人間の特徴。ズレは出てると思う。微妙な体とかクラブの感覚は鈍くなってる」ともどかしさはつきない。それでも、「先に治せよって思うところはあるかもしれないですけど、自分にとっては難しい。長期間休むのは私にはできない。今回も出させてもらってるからやりきらないといけない。その中でいろいろなものを見つけてできたら。言い訳がましくてすみませんけど」と必死に前を向いた。