女子ゴルフの今季国内メジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は7日、長崎・パサージュ琴海アイランドGC(6755ヤード、パー72)で開幕する。5月に腰の手術を受け、8月にツアー復帰した原英莉花(24=NIPPON EXPRESSホールディングス)が、完全復活に挑む。大会初制覇となれば、国内メジャー3勝目。6日のプロアマ戦後には復調の手応えとともに優勝に意欲をみせた。
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原はメジャー3勝目を目指し、海に囲まれた風光明媚(めいび)なリンクスコースに挑む。20年日本女子オープン、JLPGAツアー選手権リコー杯とメジャー2勝を挙げた。この日のプロアマ戦出場後に取材に応じ、今大会は欲しいタイトルと水を向けられると「そうですね」と大きくうなずいた。「プロしか出られず、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の最高峰を決める歴史ある大会。大きいですよね」。大会初制覇に意欲を見せた。
コースの印象を「グリーンにすごいお山がいっぱいあって、天候で枯れている部分もあって、読みにくそう」とした。「景色がきれいだけど海風も吹いてくる。すてきなゴルフ場ですし、楽しんでプレーしていれば、結果がついてくる」と前向きに捉えている。
前週はスキップし、今大会に備えた。5月に腰のヘルニア摘出手術を受けてツアーを離脱。8月の北海道meijiカップで復帰後、経過観察でMRI検査を初めて受けた。実は復帰3戦目から「あれって感じで、前傾姿勢が取りづらくなってきた」と違和感を覚えていた。診察結果は「『MRI的には何もなくてきれいです』って言われて。ケアが大事ですね」と経過良好のお墨付きをもらった。
検査のほか、師匠の尾崎将司のもとへ3日通った。「ドライバー飛んでねえのか」と言われたという。「やっぱ素振り。素振りをして徐々に良くなっている感じ」。師匠のトレーニング指導やアドバイスもあって、状態は改善しつつある。
コースセッティング担当の山崎知佳代氏は優勝スコアを「17アンダー前後を想定」と明かした。原は「60台はしっかり出していきたい。イレギュラーの転がりを想定しないと、イラッとして流れを崩してしまいそう。1打1打を大切に、冷静にしっかりチャンスにつけて取っていきたい」。国内メジャー3勝以上は過去に10人だけ。1年10カ月ぶりVを引き寄せる準備は整った。【近藤由美子】
◆女子ゴルフの国内メジャー レギュラーツアーで最高位にあたる大会。最も歴史があるのは68年7月からの日本女子プロ。同年12月に日本女子オープンも行われ、79年まではこの2大会のみ。80年にレディーボーデン杯(現ツアー選手権)が昇格し3大会に。08年ワールドレディース(現ワールド・サロンパス・カップ)が昇格し、現在は年4大会。

