渋野日向子(24=サントリー)が正念場の戦いに向けて意気込んだ。日米ツアー共催のTOTOジャパンクラシック(茨城・太平洋クラブ美野里C)開幕前日の1日、プロアマ戦に参加。最新の米女子ポイントランキングは81位で、来季のシード権を獲得できる80位には、わずかながら圏外となっている。約半年ぶりとなる国内での一戦に、声援を追い風に臨む。
◇ ◇ ◇
さわやかな秋晴れの下、渋野は吹っ切れた表情で決意を込めた。「泣いても笑っても2試合しかないので頑張らないと。1打1打悔いの残らないようにしたい」。
米ツアー参戦2年目の今季は振るわず、最新の年間ポイントランキングは81位。来季のシード権獲得圏内の80位以内に入るには、今大会と次週大会の2戦で結果を残さなければならない。それでも「残り2試合のうちの1試合を日本でできることは、自分の中で大きい。日本にいられて幸せだなと思う」と前向きに捉えた。
国内でのプレーは6月以来。約半年前に出場した「ブリヂストンレディース」と「宮里藍サントリーレディース」は、ともに予選落ちと精彩を欠いた。今大会は4日間、予選落ちなしでの開催。「日本のお客さまの前でプレーできる喜びをかみしめたい」と今度こそ声援を力に変えてみせる。
この日はプロアマ戦に参加し、コースをチェック。「ラフはそんなに長くないと思うけれど、グリーンの傾斜がすごいので、かなり難しいかな」と引き締めた。その上で「すべてのホールで落とし穴があるので気をつけたい」とし、特定のホールを強く意識するのではなく、全18ホール、1打1打に集中していく。
4日間を乗り切るために重要なのは精神面と自覚する。「一番は自分の気持ちかなと今は思っている。楽しむこと、1打1打に全力を尽くすこと。単純なことだと思うけれど、まずはそこからやっていきたい」。母国開催のアドバンテージを得て、全力で挑む。【奥岡幹浩】
○…この日のクラブハウス前では、たこ焼きが振る舞われた。5種類の味付けが用意された中で、渋野は「ソースとピリ辛味」を選び「めっちゃおいしい。熱かったけれど」と笑顔。前年優勝のドライブラ(英国)は鉄板の前に立ち、ひっくり返しにも挑戦して異国の食文化を楽しんだ。たこ焼きの本場といえば大阪。山下美は「大阪出身やからといっても、必ずたこ焼きを食べるわけではない」と強調しつつも「嫌いなわけでは全然ない」と笑った。原英や吉田優もおいしそうにほおばっていた。

