前日から持ち越された第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われたが、11人が終了できず日没サスペンデッドとなった。順位は暫定。日本ツアー未勝利の佐藤大平(30=クリヤマホールディングス)が第2Rで9バーディー、1ボギーの62をマークした。通算10アンダー、130とし、ヤニク・パウル(ドイツ)らと首位に並んだ。

木下稜介が通算7アンダーで8位タイ。川村昌弘が第2Rで4バーディー、2ボギーの68で回り、6アンダーとして中島啓太らとともに12位につけた。石川遼は3オーバーで138位となった。

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佐藤が圧巻のバーディーラッシュを見せた。暫定首位に浮上し「ビッグスコアで、自分でもびっくり。いいショットが打てている」と納得の表情を浮かべた。インスタートの10番でいきなり伸ばすと、17番パー3ではチップインバーディー。前半だけで5つ伸ばした。後半も「得意」というアイアンショットに安定感があり、2連続バーディーで締めた。兵庫県出身で東北福祉大に進学。先輩の松山英樹から多くを学んだ。海外志向が強く、欧州ツアーも兼ねる今大会での優勝を目指す30歳は「今年は気持ちに余裕がある。明日が楽しみ」と笑顔で意気込んだ。