大会前にメニエール病の罹患(りかん)を明かした金田久美子(35=スタンレー電気)が予選突破を果たした。3バーディー、2ボギーの1アンダー71。通算1オーバー145の57位で、目まいに苦しみながらも、カットラインギリギリで決勝ラウンドに駒を進めた。未勝利の鶴岡果恋(25)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算9アンダーの135で首位をキープ。前日トップに並んでいた桑木志帆と堀琴音が2打差の2位につけた。
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集中してショットを放ち、打ち終えるとすぐ目線を下げる。ふらりふらりとしながらも、金田が2日間36ホールを回り、決勝ラウンド進出を決めた。
この日は、最初の10番パー5、12番パー4でバーディーを奪うと、前半はノーボギー。後半の3番パー5をボギーにしたが、8番パー3で1打目をピン横につけて取り返した。最終の9番パー4でスコアを1つ落としたが、1アンダーでフィニッシュ。テントでアテストを終えると、うつろな目のまま、無言でクラブハウスに入った。
前日の74と合わせて1オーバーは、ぎりぎりの予選通過。上位とはやや離れたが、様子を見ていた関係者は「つらいはずなのに、すごい…」と絶句した。目まいや吐き気が続き、大会直前にメニエール病の診断を受けた。それでも「休んでいても治る保証がない」と出場を強行した。大会は残り2日間。最後まで、トッププロのプレーを全うしそうだ。【中島洋尚】

