三上陽二郎(31=滝野)が悲願の初優勝を飾った。1打差2位から出て5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダーの138。一昨年は2位、昨年は3位など常に優勝争いを演じてきた第一人者が、逆転で頂点に立った。上位39位タイまでが全日本大会(11月6、7日、兵庫・六甲国際GC東コース)の出場権を、同20位タイまでが来年度の関西大会決勝シード権を獲得した。

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関西屈指のアマチュアがついに頂点に立った。2位に3打差をつけて初優勝した三上は「やっと勝てたなと思う。うれしい」。ダブルスでは関西大会3連覇中だが、この大会は21、23年が2位、24年が3位と、わずかの差に泣いてきた。

高校生らの追い上げを感じつつ、31歳は勝負どころの後半14、15番で連続バーディー。「流れ的にはそこ。取ったら(優勝は)いけると思っていた。ただ、1打1打丁寧に、焦りすぎないことを心がけていた」。

円熟味を増した1年を迎えた。5月には男子プロツアーの関西オープンに6年ぶり2度目の出場を果たした。前回同様に予選落ちしたものの、練習ラウンドでは同学年の浅地洋佑プロから学んだ。

「僕はアマチュアだし並びたいとかじゃなく、特に精神面でいい刺激をもらった。これを今後に生かしていきたい」

関学大を卒業し、つるやゴルフに入社。会社の支援を受け、競技ゴルフに臨める環境に「会社のためにも勝たないといけない。それは20代にはなかった思い」という。関西王者として昨年は13位に終わった全日本大会へ「もちろん、優勝を狙います」と締めくくった。

◆三上陽二郎(みかみ・ようじろう)1993年(平5)12月18日、兵庫・西宮市生まれ。小学5年からゴルフを始め、甲南中・高、関学大を経てつるやゴルフ入社。プロモニター担当兼同社ゴルフセンター三宮ベイ副支配人。ベストスコア64。175センチ、68キロ。

○…東大阪大柏原高2年の北田が7位から出て、通算3アンダーで2位に入った。「特に後半のパッティングが良く、2~3メートルの距離がよく入ってくれた」。優勝を逃したものの、初の全日本大会の出場権はつかんだ。「僕は全国大会の経験がないので、高校の残り1年を含めて、充実させたい」と意気込んでいた。

○…初出場で優勝を狙った藤原は、通算2アンダーで堂々の3位。前半9番パー4ではトリプルボギーをたたいたものの、後半は2つのバーディーでパープレーに戻した。「最後は優勝は無理と分かったが、何とか踏ん張れた。全日本大会では少しでも上位に」。昨年の日本社会人選手権3位の実力で飛躍を期す。

○…首位発進の滝川二高3年の阪は、この日は73で回って通算2アンダーの3位と健闘した。大きな池のある名物の最終18番パー5では、2オン2パットで意地のバーディー締め。「優勝したかったので悔しい。でも、決して悪いゴルフではなかった。年上の方とラウンドできて、いい経験になった」と収穫を強調した。

▽11位の川口(渋野日向子らを輩出した岡山・作陽学園高3年で卒業後は東北福祉大に進学)「深いラフからの対応に課題が残りました。(8月の日本ジュニア選手権へ)ティーショットの精度を上げて、トップ10に入りたい」

<主催>日刊スポーツ<後援>関西ゴルフ連盟<協賛>住友ゴム工業<協力>ABCゴルフ倶楽部