国内4大大会の今季第3戦は、プロ12年目の堀琴音(29=ダイセル)のメジャー初優勝で幕を閉じた。
首位から出て、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算19アンダー。
1打差2位から出た15歳の広吉優梨菜、5打差8位から出た佐久間朱莉に途中で並ばれたが、最後は1打差で先にホールアウトしていた2位佐久間に対し、堀は16番パー4のバーディーで2打差に開くなど振り払う形で制した。
22年Tポイント×ENEOS以来、ツアー通算3勝目。24年12月にクリスマス婚を発表しており、ミセスとなって記念すべき初勝利にもなった。
日本女子オープンでは、16年大会最終日に2打差2位から出て、一時は首位に立った。だが、後半に失速し、4打差5位から出た当時アマチュアで、高校3年の畑岡奈紗に大逆転で優勝をさらわれた。
当時20歳の堀は、最終18番でプレーオフに持ち込むバーディーも外し、1打差2位で悔し涙を流した。ツアー初優勝をメジャー大会で飾れる、千載一遇の機会だった。9年後、自らでリベンジした。
21年ニッポンハム・レディースで初優勝し、3学年差の姉奈津佳(33=サニクリーン)に追いつく形で日本ツアー姉妹優勝を達成。福嶋晃子と浩子に続く2組目の姉妹Vで、その後は岩井明愛、千怜(双子)も続くことになった。
この日の通算3勝目で、姉の2勝も追い抜いた。開催地の兵庫県は、神戸市にある滝川二高時代を含めて多くを過ごした第2の故郷でもあった。
◆堀琴音(ほり・ことね)1996年(平8)3月3日、徳島市生まれ。ゴルフは7歳から初め、兵庫・滝川二高時の12、13年に日本ゴルフ協会のナショナルチーム入り。14年下部ツアー京都レディースで当時2人目のアマチュア優勝を飾り、同年7月のプロテストに永峰咲希、柏原明日架らと合格。15年LPGA新人賞。21年ニッポンハム・レディースでツアー初優勝、22年Tポイント×ENEOSで2勝目。姉は同じプロで3学年差の奈津佳。165センチ、56キロ。

