卓球女子日本代表の石川佳純(23=全農)が5日、都内の全農本社を訪問し、リオデジャネイロ五輪出場報告会で“ニンジン作戦”ならぬ“米作戦”を熱望した。全農の吉永専務からメダル獲得の褒賞を「米100俵を約束します。100年分です」と告げられ、報道陣から「金メダルなら?」と聞かれると「追加で100俵。200俵欲しいです」と笑顔を見せた。

 ちょうど5年前のこの日が、全農との所属締結会見の日だった。それ以降、海外遠征には米と炊飯器を持参しているという。白米を連想させるような真っ白な服装の石川は「リオにももちろん持って行く。白いご飯が、すごく大きな私のパワーの源になっています」と話した。

 12年ロンドン五輪では団体銀メダルを獲得し、「4年間、決勝でどうやって勝てるかを考えてきた」と言う。団体が第2シード、シングルスは第4シードを獲得している今回は銀では満足できない。「自分の世界ランクも実力も上がっている。シングルスは(過去に)誰もメダルをとっていないので、金メダルを目指します」。力強い決意コメントで締めくくった。【鎌田直秀】