フィギュアスケートの平昌五輪シーズンのグランプリ(GP)シリーズが20日からの第1戦ロシア杯(モスクワ)で開幕する。五輪代表選考にも影響するため、2枠の女子は宮原知子(関大)三原舞依(シスメックス)樋口新葉(東京・日本橋女学館高)本田真凜(大阪・関大高)らが熾烈(しれつ)な争いに挑む。男女のシリーズ上位6人が12月7~9日のGPファイナル(名古屋)に進む。

 女子は左股関節疲労骨折で長期離脱する宮原の回復具合が気になる。4大陸選手権覇者の三原、昨年の全日本選手権2位の樋口、昨年の世界ジュニア女王の本田が直接対決する第3戦の中国杯(11月3、4日・北京)は代表選考の材料になりそう。本郷理華(邦和スポーツランド)は昨季の不調から復活を期す。世界選手権2連覇のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)や世界選手権2位のケイトリン・オズモンド(カナダ)らが強敵だ。