レバンガ北海道は83-86で西地区3位の大阪エヴェッサに惜敗した。東地区最下位のまま、借金は4。ワイルドカード2位を争う栃木が川崎を下したため、6試合を残してチャンピオンシップ(CS)進出の可能性が消滅した。

 エースのマーク・トラソリーニ(27)が体調不良で欠場、第1クオーター(Q)に野口大介(34)が負傷した。第4Q残り33秒、折茂武彦(47)の3点シュートで追いついたが、そこまでだった。試合終了のブザーに、1947人の声援がため息に変わった。残り6戦を全勝しても、3地区3位以下12チームの、勝率2位までに入れない。折茂は「今シーズン当初から目指してきたCS進出をかなえることが出来ず、非常に残念に思う」と悔しがった。

 東地区は、昨季CSに北海道以外の5チームが出場している強豪ぞろい。他地区との対戦では27試合で16勝11敗も、同地区には3試合を残し9勝18敗。この試合を含め、今季5点差以内の敗戦は12度目と惜敗が続いた。折茂は「勝負どころでの踏ん張りがこのチームの課題」と、来季を見据えた。この日はB1残留も持ち越しとなったが、今日22日、勝って来季1部の資格をつかむ。【浅水友輝】