アメリカンフットボールでラフプレーによる処分を受けた日大が、相次いで対戦を拒否された。関東学生連盟は14日、日大が予定していた20日の法大、6月9日の東大、10日の立大とのオープン戦3試合を中止すると発表。3校は連名で、正式処分や再発防止策を講じていないことから、安全を優先して中止を申し入れた。

 日大DLによる危険なタックルで負傷した関学大の2年生QBはこの日、兵庫・西宮市内の病院で精密検査を受けた。左脚のしびれを訴えていたが、MRI検査の結果、神経系に異常は見られなかった。医師は「しびれは椎間関節のよじれからくるものではないか」とし、当面は安静を求められたという。同QBは試合翌日の7日に右膝軟骨損傷と腰の打撲で全治3週間の診断を受けていた。また、この日夜の時点で日大から抗議文に対する回答はなく、関学大は期限の16日まで待つ方針だ。