7月14日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦決勝が富士スピードウェイで行われ、ルーキーのアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)がポール・トゥ・ウィンで初優勝を果たした。元F1ドライバーの中嶋悟が監督を務めるTCS NAKAJIMA RACINGにとっては2010年以来となる優勝となった。
「今日のレースはピットインしないという戦略を採ったから、チームからはとにかく燃料をセーブしろって言われていた。セーブして走っていても『もっと、もっとセーブしろ』って言われるし、坪井選手は迫ってくるしという厳しい状況だったけど、後ろのドライバー達も(燃費セーブの面で)状況が同じになって抑え合いになってくれたから僕にとって良い展開になったよ」(パロウ)
スタート直前に雨脚が強くなり、決勝はセーフティーカー先導で始まった。3周目にセーフティーカーが解除されて本格的なレースが開始となり、首位パロウが給油を行わない戦略を採り燃費をセーブしながらも後続を引き離しリードを広げていく。レースが動いたのは45周目で、3位走行の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がピットインして無給油作戦を取るチームが多い中、給油をして8位でコースに復帰する。これで3位に浮上したニック・キャシディ(KONDO RACING)は、ここからスパートをかけ50周目に2位坪井の背後にまで迫り、ホームストレートでオーバーテイクシステムを使い勝負をかけるが及ばず3位でフィニッシュ。2位にはパロウと同じくルーキーの坪井翔(JMS P.MU/CERUMO INGING)が入り、こちらも初表彰台を獲得した。中団の入賞争いでは小林可夢偉(KCMG)が予選19位から13台抜きで6位まで挽回するオーバーテイクショーを披露しスタンドを湧かせてみせた。(山根玄紀通信員)


