スポーツ庁の室伏広治長官(47)が25日、東京・霞が関の文部科学省で定例会見を開き、北京オリンピック(五輪)・パラリンピックを振り返った。
ロシアが「五輪休戦決議」を破り、ウクライナに侵攻した後の3月4日から13日まで行われた、戦時下のパラリンピックについて「紛争、戦争が起きたことは非常に残念。しかしその中でパラリンピックの選手たちが頑張ってくださって、勇気と感動を与えてくれたことに敬意を表したい」と述べた。
「大会自体は(軍事)行為に全てを踏みにじられたような印象もあるが」とも口にした上で「それでも大会は行われ、選手は競技に専念できた部分はある。各国、IPC(国際パラリンピック委員会)のさまざまな判断、NPC(各国・地域パラリンピック委員会)の団結によって、最後まで大会が行われたことは良かったと思う」と評価した。
2月4日から20日まで行われた北京五輪についても「コロナ禍など困難な状況下、全力を尽くした全ての選手とスタッフの皆さんに敬意を表したい。スポーツの持つ力と価値を示してもらい、その懸命な姿を通して、国民に勇気と感動を与えてくれた」と称賛。「スポーツ庁としては、今後も国際競技力と感動を結びつけることに取り組んでいく」と約束した。【木下淳】


