日本バドミントン協会が、元職員による横領などの組織的隠蔽(いんぺい)があった一連の不祥事の責任を取って退職した銭谷欽治前専務理事(69)との業務委託契約を結ばないことになった。14日、協会幹部が明言した。
大野淳事務局長は、この日に行われた理事会では、銭谷氏との契約については議題に上がらなかったと説明。その上で「何かあった場合に、その都度こちらから(銭谷氏に)依頼する形になった。契約は一切結ばない」と断言。決定時期については言及しなかったが、「(前回の)理事会でいろいろな意見があったので、(その後に)事務局の方でそうすることにした」とした。
銭谷氏は昨年11月末に引責辞任。それでも協会執行部は当初、引き継ぎ業務に時間がかかることなどを理由に、銭谷氏と再契約する必要性があるとしていた。しかし昨年12月下旬の理事会で銭谷氏との契約方針を報告した際、一部から反対意見が発生。契約は先送りとなっていた。
一方、日本バドミントン協会の関連団体である日本エアバドミントン連盟では、昨年12月下旬時点で会長に銭谷氏、副会長には同協会の大野事務局長が就いていた。その後、同連盟の公式サイトの組織図が「掲載準備中」となっていることについて、日本バドミントン協会の毛利達彦専務理事は「役職については検討中」と説明。現在は会長も副会長もいない状態なのかという問いには「調整中」と繰り返した。団体トップとナンバー2が定まっていない状況であっても、「運営については今のところ支障がない」とした。


