21年東京オリンピック(五輪)金メダルの乙黒拓斗(24=自衛隊)が5年ぶり2度目の優勝で、世界選手権(9月、セルビア)の代表に決まった。決勝で安楽龍馬(24=ノビテル)を9-0で下した。

互いに慎重な第1ピリオド(P)を1-0でリードして折り返すと、第2P終盤にがぶり返して2点を加点するなど引き離した。

前日18日の山口海輝(24=日体大助手)との準決勝で右足甲を痛め、辛勝したがセコンドにおんぶされて会場を後にしていた。

この日は「本来の動きの、1割、2割も出てなかったのかな」という状態。直前まで出場を迷ったが、マットの上に立った。昨年12月の天皇杯全日本選手権にも優勝しており、世界選手権代表に決定。同大会でメダルを手にすれば、2連覇がかかるパリ五輪代表に決まる。「この大会の経験を生かしたい」と誓った。