フィギュアスケートのアイスショー「ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~」の練習がこのほど公開され、11日の横浜公演(KOSE新横浜スケートセンター)の初日へ、入念な確認が繰り返された。

大人気テレビアニメ「ワンピース」シリーズ史上初となるアイスショーで、ヒロイン役の王女ビビを演じる本田真凜(21=JAL)は、「毎日、朝から夜までの稽古で大変ではあるんですけど、それ以上に充実した練習や、自分たちがやったことがない分野、役者に近いジャンルをやっているので、新しい学びがあります。初めての日は床の上での練習から始まり、すごく不安もあったんですけど、本番が楽しみです」と声を弾ませた。

演じるという意味では競技、エキシビションのプログラムで数多くの経験を積んできたが、今ショーでは演じるキャラクター像が確立している。どう近づけていくかを考える毎日だという。「アラバスタ編をアニメも映画もたくさん見て、ビビがどういうキャラクターなのかを細かく理解できるようにしました。いまは一日中、ビビを日中は演じているので、それをひきずってしまう感じで(笑い)。怒ったりとか悲しかったりとか。笑顔が今回少ないので、一通り通した後は結構暗くなってしまいがちです」と苦笑しながら、熱意をうかがわせた。

頼もしい「先生役」もいる。妹の望結がナミ役で共演するが、「演技のことで望結がいたことは大きかったんじゃないかなと思います」と振り返った。まだ氷上練習を始める前に、床の上での稽古となった初日、その時点でナミのセリフを完璧に口ずさみ、役になりきっていた。幼少期から子役として数多くのドラマを経験してきた役者。「うまくできなくてみんな不安な感じだったんですけど、1人最初から完成していたナミだけが、誰が見てもナミだと分かる感じだったので、それで一気についていけたという感じが個人的にはしています」と頼もしかった。

真凜自身も含め、最初の数日は望結に演技を聞くスケーターが多かった。泣く様子を肩で表したり、会場の上方の観客からも悲しさが分かるしぐさとは…。「最初のうちは演技をすることや、セリフを口ずさむことに恥ずかしい気持ちがみんなあったんですけど、一気に引き締まるというか。演技のことで望結がいたことは大きかったんじゃないかなと思います」とともに完成度を上げてきた。

いまは恥ずかしさも消え、仕上げに期間に差し掛かった。衣装合わせもし、「いままで長い間、練習着でやってきていた。それでもそれぞれのキャラの良さは出ていたと思うんですけど、衣装を着て裁っているだけでそのキャラで、すごいなって」とアニメの世界観の再現に自信もある。「いままで何回も試合やアイスショーを見ていただいてる方も、新しいジャンルで挑戦しているので楽しんでくださると確信を持っています。スケートを知らない方もストーリー性があって楽しいショーになっているので、ぜひ見に来て下さい!」と呼び掛けた。

 

出演者と役は以下。

モンキー・D・ルフィ 宇野昌磨

ロロノア・ゾロ 田中刑事

ナミ 本田望結

ウソップ 織田信成

サンジ 島田高志郎

トニートニー・チョッパー 渡辺倫果

ネフェルタリ・ビビ 本田真凜

コーザ 友野一希

クロコダイル 無良崇人

ミス・オールサンデー 小川真理恵

Mr.2ボン・クレー 本郷理華

 

講演の概要は以下

横浜公演 8月11~13日、KOSE新横浜スケートセンター

名古屋公演 9月2~3日、ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)