国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(71)が9日、21年夏季大会の開催地となった東京の再訪を喜んだ。
都内で日本オリンピック委員会(JOC)を訪問。職員を前に「東京というオリンピック都市に戻ってこられて、うれしく思います」と喜びをかみしめた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初は20年に開催予定だった東京大会は1年延期となった。当時を思い返し「本当に未曽有の、誰も予想できなかった状況において開催された。コロナ禍で『誰もこんなことができないだろう』と、誰もやったことが過去にないような大会を、東京大会は成し遂げることができたのであります」とかみしめた。
開催からまもなく4年。6月23日付で任期満了を迎えるバッハ会長は「東京大会が残した一番大切なレガシーは、そもそもあのような状況で大会が実行されたこと自体が素晴らしいレガシーですが、人々の暮らし、生活を目に見える形で変えました。今では東京都民、日本の国民の多くの人たちがスポーツにふれ、より能動的で、活動的な生活をするようになっています」と力説した。会長の後任には初の女性であり、アフリカ(ジンバブエ)出身のカースティ・コベントリー氏(41)が就くことになっており「長年にわたり、友情、サポートをいただけたのは幸運です。それと同じようなものを、私の後継者であるコベントリー新会長にも、提供していただけることを希望したいです」と締めくくった。【松本航】


