日本代表(世界ランク12位)がウェールズ代表(同14位)に敗れた。
5日に北九州で行われた第1戦では24-19で逆転勝利。強敵に12年ぶりの白星を収めていたが、1週間後の再戦はものにできず。かつて「ティア1」と呼ばれた、強豪国が集う「ハイパフォーマンスユニオン」から初の連戦連勝は果たせなかった。
リーチ・マイケル主将(36=東芝ブレイブルーパス東京)は「負けて本当に悔しい。ディフェンスが一番の課題。この負けを受け止めて、次にいい準備をしたい」と振り返った。
前半9分、ボールを失うと、右から左へ大きく展開され、あっさりと失点。28分、36分とラインアウトの流れからトライを許し、3-21とリードを許した。
37分、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、65)は“奇策”を打つ。プロップ紙森陽太、為房慶次朗(ともにクボタスピアーズ船橋・東京ベイ=東京ベイ)、フッカー原田衛(前東芝ブレイブルーパス東京=BL東京)の「フロントロー」3人全員を交代させ、江良颯(東京ベイ)、竹内柊平(前浦安D-Rocks)、木村星南(BL東京)を投入。第1戦では3人をフル出場させたが、この日は真逆の作戦を立てた。
直後のスクラムで相手の反則を誘い、40分に竹内が中央へトライ。策が当たり、10-21で前半を折り返した。
後半19分、ロックのワーナー・ディアンズ(BL東京)が混戦からねじ込んでトライ。22分には、相手のミスを突き、CTBディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が50メートル超を独走しトライを決めて2点差に迫ったが、逃げ切られた。
ジョーンズHCは「ウェールズがよかった。勝ちに値した」と評価した一方、日本は「ベストなパフォーマンスができなかった」。前半の交代策については「スクラムでしっかりコンテストできなかった。何か変えないとと思った」と説明した。
ジョーンズHC体制初年度の昨季は、4勝7敗と苦戦。今季は、12月に27年W杯オーストラリア大会の抽選会を控えており、有利な組み分けにするためにも結果が必要だった。今シリーズ直前まで、世界ランクで1つ上回られていた相手との直接対決は1勝1敗に終わった。
次戦は8月30日、ユアテックスタジアム仙台でカナダ(同24位)とのパシフィックネーションズカップに臨む。【飯岡大暉】


