日本女子最多のオリンピック(五輪)メダル通算10個を誇るスピードスケートの高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が6日、都内で引退会見に臨んだ。
主な一問一答は以下の通り。
-5歳から競技に取り組み、世界で活躍してきた。これまでの経験が今後の人生にどう生きていくと思うか
高木 とはいえ、スピードスケートという狭い世界で生きてきた。けど、その中でも、特に最後の4年間は自分の視野を、狭い中でも広げる機会が多かったなというふうには思っているので、そういった経験は次の人生を歩む上でハードルを下げてくれているなと感じていますね。
-今後やってみたいことや興味を持っていることは
高木 大きく2つあって。1つは自分の考え方とか、集中力とか、脳と体の関係に興味があって。脳とかっていうと医学的な話にもいくと思うけど、もうちょっと手前のところしか深められてはいないんですけど。ずっとそういうことに興味を持っていたので、そういう知見を広げて深めていけたらなと。あとは、それに付随して、運動が脳に与える影響も最近研究結果で出ていると知って、親世代の健康だったりにも興味関心を持つようにはなっていたので。ざっくりではあるけど、人の健康寿命だったりとか、思考に関することだったり、ノウハウだったりとか。そういうのを深めていったり、広げていったりする活動ができたら面白いのかなくらいに思っています。
-練習のない1日に違和感は
高木 あんまり実感はなかったけど、特に食事に対しての時間を気にしなくてよくなった。(現役時代は)朝起きてすぐ朝食の準備をして、練習の何時間前に終わるようには摂って、そこから準備をして練習にいく。終わったらすぐ栄養補給のことを考えて午後の練習に向けて昼食の準備をする。で、空き時間は何して、っていうふうにやってて、常に自分の中でトレーニングと休息と食事っていうのは頭を占めていんですけど。それが1時間~2時間昼食を摂る時間が遅くなったとしてもトレーニングに影響することがない。まあトレーニングしないんですけど(笑い)。時間に追われていたものの1つがなくなったなっていうのは感じましたね。あとは、私の中で、せっかくここまで作った体形を可能だったらあまり崩したくないなっていう思いはあるので、今はちょっと意識を高く持って、朝起きたらまずストレッチをして代謝を上げてみようかなとか、そんなことを考えて日々過ごしています。


